育毛剤≠発毛剤
育毛剤という表現と発毛剤という表現が厳然と区別されていないきらいがあります。広義な意味では確かに発毛剤も育毛剤に含まれるのかも知れませんが、これは釈然としないものがあります。育毛という概念と発毛の概念が異なるからです。
多くの人はあまりこの区別に関心がないようです。したがって発毛剤を育毛剤と混同して考えますから、育毛剤は医薬品かそれとも医薬部外品かという疑問が出てきます。この医薬品と医薬部外品の仕分けの基準は世界中で統一された基準はありません。ですから、このような曖昧な混同が起きるのでしょう。
国内での明確な区別
しかし、日本ではこの両者の区別は極めて明確になっています。医薬品とは医療用の薬です。そして、医薬部外品は医療品ですが、その効果が緩やかなものを指します。ですから、発毛を育毛と同じように考えれば発毛剤も育毛剤になってしまい、そうなると育毛剤には医薬品と医薬部外品があることになってしまいます。ですが、日本で市販されているいわゆる育毛剤は医薬部外品です。医薬品である育毛剤は市販されていないと考えても良いでしょう。
そして、もし医薬品であれば、医師の処方がなければ入手することができないようになっています。しかし、医師の処方がなくても輸入することが可能な発毛剤や、医師の処方がなくても購入することができる発毛剤があります。医薬品も医薬部外品もフケやかゆみを防止あるいは軽減する効果は共通していますから、この区別をますます曖昧にしているのかも知れません。
ここで知っておきたいのは育毛剤と解釈して使う医薬品に該当する発毛剤では明らかに副作用が伴うことです。それに比べると医薬部外品の育毛剤ではまず副作用は皆無と言えるでしょう。